ストーリー
◆ストーリー
戦争がはじまってから半年が過ぎていた。
--1915年、フランス北部ロレーヌ地方--
『ドンレミ村』
フランスに進攻を開始したドイツ帝国軍の兵士は、
この寒村にも姿を現した。
目指すは村の中央に建つ古い教会。
散開し、教会を目指す兵士たち。
ここに潜むといわれている「悪魔」の正体をつきとめ、
退治するのが部隊に課せられた任務だった。
一気に表玄関を突き破り、
先行した数名が中へとなだれ込む。
しかし、教会の中はカラであった…
暗い聖堂内を、ゆらぐ陽光だけが照らしている。
部隊の指揮官である彼女も、
ゆっくりと教会の中へ入った。
しんと静まりかえった教会の中に足音が響いたとき、
彼女の脳裏には上官の言葉がよぎった。
「1915年、この科学の時代に、
その悪魔は教会を根城にしている…」
恐怖心をふりはらおうとした時、
突然天井のステンドグラスが砕け散り、
悪魔は舞い降りた。
この出会いが全てのはじまり。
宿命に導かれた、
壮大な冒険と悲劇の幕開けであった…